学生による革新的レザーでのシューズ・バッグづくりの挑戦
最終発表会では異例の3名の優勝者を輩出!
2022年度ECCO Xヒコ・みづのジュエリーカレッジ産学協同プロジェクト
北欧発・コンフォートシューズ&レザーグッズブランド『ECCO』(エコー)は、専門学校ヒコ・みづのジュエリーカレッジ との「産学協同プロジェクト」で同校生徒とのシューズ・バッグの協同制作を実施しました。4カ月に及ぶプロジェクトは10月11日の最終発表において異例の優勝者を3名輩出し、2022年度のプロジェクトの幕を閉じました。
1.革新的レザーメーカーと日本の学生とのコラボレーション
デンマークに本社を置くECCOは シューズメーカーでありながら レザーメーカー「ECCO LEATHER(エコー レザー)社」もグループに所有する世界でもユニークなシューズブランドです。ECCO LEATHER社はこれまでに存在しない画期的なレザーの数々を生み出す一方で、自社製品のみならず、世界中の名だたるブランドにもレザーを供給するレザーメーカーです。
ECCOとヒコ・みづのジュエリーカレッジとの産学協同プロジェクトは昨年に続き2度目の開催となりました。今年の課題テーマは、「ECCO LEATHERを活かした○○○○なシューズ・バッグを提案せよ! 」。生徒はECCOレザーショールームにある約300種にのぼるレザーの中から自身が立案したコンセプトに合うレザーを選び、プロダクトデザイン、実際のシューズ・バッグ制作、最終発表を実施しました。ECCOは6月にエコー・ジャパン本社でECCO並びにECCO LEATHERに関するレクチャーの実施から、7月の各生徒からのコンセプト発表、8月のモックアップの発表の過程で 随時アドバイスを提供すると共に、最終制作物に使用するECCO LEATHERの提供を行いました。プロジェクトは、生徒とECCO関係者参加のもと、10月11日にヒコ・みづのジュエリーカレッジ校舎にて実施された各生徒による最終発表で最終幕を迎え、誰もが予想していなかった3名の優勝者を選出する形で有終の美を飾りました。
2.優勝作品の共通点は「素材との対話」「コンセプトの追求」「想像力と技術力」そしてすべてを表現できる「プレゼンテーション力」
2022年10月11日、エコー・ジャパン株式会社 代表取締役社長犬塚景子の他、生徒のシューズ・バッグ制作を専門的な知識とアドバイスで支援してきた合計5名の審査員が、参加した生徒による最終発表を審査し、結果優勝者を地引さやかさん (テーマ 「ECCOx street」 :スケートボード/BMXシューズの耐久性と機能性に加え、付属パーツのカスタマイズも楽しめる一足)、工藤里美さん(テーマ 「ECCOx LGBTQ+」:持ち主に寄り添い履く人のセクシャリティ認知を可能にするスニーカー【Ink X Sync】)、そして浦中明さん(テーマ 「ECCOx joy」:レザーを再利用したデザインで3通りの履き方が楽しめる一足)の3名に決定しました。優勝者がテーマに自身のアイディアのみならず世の中の興味関心と市場の状況まで落とし込み、作品の完成度を一段上のレベルまで高めていること、最終制作物だけでなく、プレゼンテーション力も素晴らしく甲乙つけがたい状況となったことを踏まえると、優勝者3名の輩出という結果は当然とも言えるかもしれません。
3.ECCOが考える未来のための素材、そして靴・レザーグッズづくり
エコー・ジャパン株式会社の代表取締役社長の犬塚景子は今回のECCO とヒコ・みづのジュエリーカレッジ産学協同プロジェクトについてコメントしています。
「来年60周年を迎えるデンマーク発祥のECCOはシューズブランドであると同時に高品質天然皮革を自社や他ブランドに供給するブランドでもあります。これは意外と知られていない事実ですが、世界4か所にレザー工場、6か所に製造工場を運営し、創業当時から機能的で快適な履き心地を革新的な技術を用いて追及し続けています。ヒコ・みづのジュエリーカレッジの学生さんとのコラボレーションは今年度で2年目ですが、一人ひとりの学生さんが我々の革新的レザーの特性を非常によく理解し、それを活かしたコンセプトを立案してくれました。特に今年度の学生さんは、それぞれの個性あふれるコンセプトと、それに基づいた作品づくり、更には作品のプレゼンテーション力まで、全員のレベルが非常に高かったことが特筆に値します。レザー選びの段階から制作過程を見守ってきましたが、才能あふれる学生さんがモノづくりに真剣に取り組む姿は、いつ見ても心を揺さぶられるものです。ECCOはこれからも次世代を担う若者たちの挑戦を様々な形で応援したいと考えています。」
今回の産学協同プロジェクトに参加したヒコ・みづのジュエリーカレッジ シューメーカーマスターコース3年生、バッグメーカーコース2年生、合計11名の作品は、11月11日(金)から11月17日(木)まで1週間『ECCO表参道店』(東京都渋谷区神宮前6-31-15) 並びに『ECCO 青山Ao店』(東京都港区北青山 3-11-7) にて展示しています。
【ECCOとは】
ECCOは、スタイルと快適さを兼ね備えた世界をリードするプレミアムシューズブランドです。 ECCOの成功は、優れたフィット感と最高品質のレザーを使用した製品に基づいています。 ECCOは、ECCOレザーのタナリー(皮なめし)工場や靴の製造から卸売りや小売りの活動まで、バリューチェーンのあらゆる側面を所有および管理しています。 ECCOの製品は、約100カ国で2,000を超えるECCOショップと14,000を超える販売拠点から販売されています。 ECCOは家族経営で、1963年にデンマークで設立され、世界中で20,000人以上を雇用しています。
【ECCO LEATHERとは】
レザーの革新を推進する:ECCOレザーは、業界で最も象徴的な現代のデザイナーやブランドの一部のために、非常に進歩的なレザーを開発しています。同社はオランダに主要なタナリー(革なめし)施設を持ち、ヨーロッパ、東南アジア、極東にゴールドスター評価を受けた施設を所有しています。 ECCOレザーの生産ネットワークは、顧客が指定した完成品メーカーとのシームレスなコミュニケーションを確保しながら、増大する顧客のニーズに合わせて拡張された、クリーンで安全かつ柔軟な運用を特徴としています。
イノベーションにおける豊かな伝統を維持するために、ECCOレザーは、デザイナー、バイヤー、生産マネージャー、マーケター、皮革技術者の団結を目的とした、学際的な共同クリエイティブラボを主催しています。これらの毎年恒例の4日間のHOT-SHOPイベントにより、参加者は新しいレザーの方向性を想像し、統合されたチームで作業して新しいレザーのプロトタイプを作成し、サンプリングすることができます。